『ある』と『いる』の違いとは

今回は日本語を学習している方が間違いやすい表現について紹介します。

『ある』『いる』の使い方
外国人に『ある』『いる』の使い方に質問されて、すぐに答えることができる日本人はどのぐらいいるでしょうか。 簡単そうで実は難しいのが母国語です。 

大きく下記の2つの文があります。

存在文
物の存在を客観的に描写、説明している文
例:学校の前に公園があります
例:教室に田中さんがいます

所在文
物、人を主題にしてそれについて、どこにある(いる)かを述べる文
例:トイレは二階にあります
例:田中さんは教室にいます

『ある』と『いる』の違い

『ある』
物、生命はあるが自分の意思で動けないものの存在を表す。
例:机があります。  
例:木があります。

『いる』
人間や動物など、自分の意思で動けるものの存在を表す。
例:魚が(池の中に)います。 
例:魚が(冷蔵庫の中に)あります。

人の場合、『ある』は『持つ』の意味になる
例:国民にはいろいろな権利があります。

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